敗者の投資道

年収300万。偏差値45。好きなことして生きたい(やりたいことない)

【愚者の体現】VTIを171$で利確しFXで全力勝負した結果...

2020年2月20日

171ドルでVTIを全利確しました。

 

理由としては

昨年末より急騰し、調整を恐れた。

余剰資金で遊んでいたFXの調子が良く、簡単に資産が増やせることに快楽を覚えた。

FX種銭を増やして調整時に株を拾ってやろう。

 

 

ようするにデイトレとタイミング売買を決行する意思を固めました。(速攻でセミリタイアしたかったし)

 

結果から申し上げると

 

VTIの利益は1週間で吹き飛びました。

僕のボーナス4回分相当です。

社会人になってすぐに投資を始めて5年目、ここまで愚かしい敗北は初めてです。

 

20代でVTIを積み上げて、ガチホする。勝ち組になりたかった僕の人生設計は刹那的な浮気によって崩れ去りました。

 

今回は備忘録的に、そして皆様にも"反面教師"にして頂きたく、大敗の要因を議事録化致します。

 

 

精神安定剤になっていたVTI

数年前よりVTIを保有し、平均取得価格は129ドルでした。現在から見ればそれなりの安値でここ数年は常に含み益と分配金を得ている状態でした。

全資産におけるVTIの割合は75%ほど。残り5%でその他株、残り20%ほどが現金でした。

 

気持ちはいつも「VTIが本陣に控えている」でした。

本陣が落ちない限りは冷静にトレードができ、FX、仮想通貨、デイトレ等で多少敗北を喫しようが、お遊びの範疇でした。

 

精神安定剤・・・

本当の意味でそれに気付かされたのは本陣を投げうって、FXという新天地に攻め入ってから。

保有している銘柄が自分のメンタルにどんな影響を与えているのか、日頃から意識しておくべきでした。

 

速攻でセミリタイア!したいよね

本業(サラリー)には満足していません。

・一人暮らし

・月の手取り15万前後。

・三十路が近づいている

 

このままではまずい

 

というのが最近のマイトレンドでした。

 

何がまずいって?

70歳、いや75歳まで働き続けること。

生活費という名の侵略者から、毎月分配型の寸志(給与...)を嬲られる苦しみ。

減点方式の家計...

一度きりの人生それで良いのか...

VTIで着実に資産は増えているものの、含み益の部分が大きく、調整時には一時的に資産を失ってしまう...

そうした葛藤がありました。特にここ最近のような急騰後は。

 

そんな中、余剰資金で行っていたFXの調子が良かった。今まで大した勉強もせず(しない)僕が少しテクニカルを学んだだけで自分の読み通りに勝てるようになった。自分の力(?)で資産を増やせることに酔いました。

 

「今日は1日の食費分取り戻した」「5000円買ったから外食だ(すき家)」みたいな。

 

余剰資金でこんなに稼げるんだ...

VTI利確して全力でやれば...(ゴクリ)状態に陥いりました。

 

FXの魔力..本業がバカバカしくなる

ついには

『今この時間もFXやってればもっと簡単に稼げるのに』

『東京時間にトレードできたらもっと簡単なのに』

『1年FXやってりゃもう月15万で8時間拘束されなくて済むじゃん』

『金にもならない事に自己研鑽なんてクソだわ』

 

すっかりダークサイドに染まるわけです。

お金って怖い。。

 

 

FXで人生変える!からのドル円112円→急落

VTIを171ドルで利確。その翌営業日より米国株の下落が始まりました。対してドル円は112円突破。

相場が大きく動く中、利確のタイミングは最高と感じていました。『俺は天才だ』。

正直、ドル円の方は強い上昇トレンドが続いており、用いていたテクニカルがイマイチ機能せず、売りポジションが焼かれていました。そこで、トレンドに逆らわず買いポジションでガチホを決め込みました。また、スワップもあるからと大きく構えていました(スワップだけで年間150万円の利益が出ると試算)

レバレッジも国内最高の25倍に設定。

111.7銭前後で75枚(7500万円分)を意気揚々とロング。

一次強く下げた際は瞬間的に売りを入れ、数万円を秒で稼ぐ。

気持ちいぃぃぃぃ・・・

 

・・・・・・

 

 

2020年3月8日 ドル円 105.37円

 

世界同時株安に、円高。

 

 

そういうことです。

 

人生は変わりませんでした。

 

耐えるか、切るか、基準なき葛藤

 

愚かしい僕は損失爆誕時の戦略も曖昧でした。

あまりに下げがきついため110円代で50枚ほどショートを立てて両建てを決行。

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これにより僕のロスカットラインは1ドル99円ほどになりました。

110円くらいの時は「さすがに99円はないやろwww」と思ってました。

 

でも

リーマンショックの時はいくらだっけ?

70円代?

はぁ~

あぁ・・・

 

99円を下回ると本当に終わりです。ケチケチコツコツやってきた社会人生活のすべてを無にしてしまうことになります。

(親に投資の醍醐味語ってたのにもう実家帰れないや)

 

 

株安で他の銘柄にも妙味が出てきましたが僕は身動きできません。

75枚のロング、50枚のショートを抱えていたので、わずかにスワップで毎日利益が出ていましたがどこまで耐えるか。

 

「そういや過去のスワップ履歴ってどうなんだろう」

 

当然変動してますよね。

 

「いつまでこの戦略で耐えられるかな?」

 

No answer

 

戦略なき投資は死しかありません。

 

レバ25倍、操れるメンタルにあらず

一番の敗因はメンタルの弱さ

 

そもそもFXの相場の経験が浅い、給与では賄えない金額が上下する、知識武装もできていない。

 

数字の点滅に心臓を抉られまともな判断ができない。

 

「あかんなあ」

 

最終的には109円半ばで全て損切りしました。

 

FX自体が悪いわけではありません。

 

僕にはFXと向き合う戦略もメンタルもなかったに過ぎません。

 

VTI(米国)に関しては「120年間右肩上がりの歴史」「GDP、人口共に現在進行形で増加している」「国土と資源の量」

 

曖昧であっても20代の僕が長期で投資する理由はいくつかありました。

 

FXにはそうした簡単なシナリオすら描けていませんでした。

 

僕は元気です

正直に申し上げると

1ドル109円で損切りしたこと自体は大正解だと思っています(3月8日現在(105円3銭))

損切りができたのは「はやく楽になりたかった」「株も下落したので反省してVTIを買いなおそう」といった思考があったからです。

株が下落していなければ救いようがありませんでした。

FXは損切り、株高のままでは打つ手がありませんでした。

市場はもう一度だけVTIを買いなおすチャンスを与えてくれました(後日談あり)。

 

なので僕は元気です

 

少しでも皆様が反面教師にしていただけると嬉しく思います。

 

敗者の投資道でした。